多くの人から「ディスクゴルフが上手くなるにはどうしたら良いですか?」と良く聞かれる。
あまりに多くの要素があるのでいつも答えるのに困っていた。
「沢山練習してください」「沢山試合に出てください」「正しい反省をして、正しい改善計画を立ててください」 というような答えは正しいがありきたりで面白くない。
もっと簡単でしかも的確に表す言葉が無いかと常々思っていたが最近良い言葉を思いついたのでご紹介したい。
それは
①「継続すること」
と
②「廻り道をしないこと」である。
①練習や試合に出ることは継続しないとなかなか上達しない。
仕事や家庭の事情、その他個人的な事情等、理由はいろいろあると思うが、継続できないために上達が遅くなっている人はとても多い。
ディスクゴルフが上手くなるには時間がかかるのである。継続して少しづつ積み重ねていくことでディスクゴルフは上手くなる。途中に休みがあると後退してしまい、上に登るのが遅くなってしまう。
廻りのトッププレーヤーを見ていると、毎週末にプレーを続けて、上達するのに大体5年ぐらいかかるのが普通である。まれに早い人で3年ぐらいで上達している。逆に7年ぐらいかかって上達している人もいる。それぐらいディスクゴルフが上手くなるには時間がかかるものなのである。
②また、廻り道をしていてはなかなか上達しない。継続していても廻り道をして上達が遅くなっている人も多い。正しい改善と経験をしていかないと上達は遅くなってしまうのである。
自分で正しい改善と経験をしていけるとは限らない、そういう場合は的確なコーチングを受けるべきである。欠点と改善方法を正く教えられる人にコーチしてもらうことが重要である。
ディスクゴルフの場合、現在のトッププレーヤーの大半は自分で自分自身を正くコーチ出来た人達である。ディスクゴルフでは歴史が浅く優秀ななコーチがまだほとんど存在していない。もしかしたら存在しているかもしれないが、その証明は難しい。トッププレーヤーが「私は**さんに教えてもらったおかげで上手くなりました」と言わない限りその証明にならないからである。 誰にも教わっていないトッププレーヤーは自分で自分を教えて上手くなったわけなので証明が出来ていることになる。
しかし、全ての人が自分で自分をコーチ出来るとは限らない。オリンピックの選手ですらあたり前に他の人からコーチを受けている。そのおかげで効率良く上達している人の方が多いのである。
ディスクゴルフにおいて良いコーチの出現を望むばかりである。
あまりに多くの要素があるのでいつも答えるのに困っていた。
「沢山練習してください」「沢山試合に出てください」「正しい反省をして、正しい改善計画を立ててください」 というような答えは正しいがありきたりで面白くない。
もっと簡単でしかも的確に表す言葉が無いかと常々思っていたが最近良い言葉を思いついたのでご紹介したい。
それは
①「継続すること」
と
②「廻り道をしないこと」である。
①練習や試合に出ることは継続しないとなかなか上達しない。
仕事や家庭の事情、その他個人的な事情等、理由はいろいろあると思うが、継続できないために上達が遅くなっている人はとても多い。
ディスクゴルフが上手くなるには時間がかかるのである。継続して少しづつ積み重ねていくことでディスクゴルフは上手くなる。途中に休みがあると後退してしまい、上に登るのが遅くなってしまう。
廻りのトッププレーヤーを見ていると、毎週末にプレーを続けて、上達するのに大体5年ぐらいかかるのが普通である。まれに早い人で3年ぐらいで上達している。逆に7年ぐらいかかって上達している人もいる。それぐらいディスクゴルフが上手くなるには時間がかかるものなのである。
②また、廻り道をしていてはなかなか上達しない。継続していても廻り道をして上達が遅くなっている人も多い。正しい改善と経験をしていかないと上達は遅くなってしまうのである。
自分で正しい改善と経験をしていけるとは限らない、そういう場合は的確なコーチングを受けるべきである。欠点と改善方法を正く教えられる人にコーチしてもらうことが重要である。
ディスクゴルフの場合、現在のトッププレーヤーの大半は自分で自分自身を正くコーチ出来た人達である。ディスクゴルフでは歴史が浅く優秀ななコーチがまだほとんど存在していない。もしかしたら存在しているかもしれないが、その証明は難しい。トッププレーヤーが「私は**さんに教えてもらったおかげで上手くなりました」と言わない限りその証明にならないからである。 誰にも教わっていないトッププレーヤーは自分で自分を教えて上手くなったわけなので証明が出来ていることになる。
しかし、全ての人が自分で自分をコーチ出来るとは限らない。オリンピックの選手ですらあたり前に他の人からコーチを受けている。そのおかげで効率良く上達している人の方が多いのである。
ディスクゴルフにおいて良いコーチの出現を望むばかりである。
手首の角度について2つの話をしたい。
1つ目はディスクゴルフの全てのスローに共通する基本的なことである。
重要なポイントは投げた後の手首の内側(手の平の側)の角度が開いてはいけない、ということである。回転を与えるためにディスクを巻き込んだ時に、手首の角度が内側に曲がるのは当然である。しかし、リリースした後に手首の角度は真っ直ぐ=180度で止まらなければならない。これはあらゆるレベルのプレーヤーに共通する基本である。また、これはドライバー・アプローチ・パット全て同じであり、全てのフライングディスクの種目で共通する基本である。
これが出来ていない人へのアドバイスのポイントは、早くリリースをするということである。リリースが遅いと手首を使い過ぎて逆に回転力が死んだ上に左右のブレが大きくなる。そして手首を開く勢いが止まらずに、投げた後に手首の角度が外側に大きく開いてしまうのである。
2つ目はパットの時の手首の内側に折れる角度についてである。
以前にも述べたが、基本=定石 としてはパットのスタイルは大きく分けて2種類ある。まず、バックスイングからリリースまでディスクの高さを変えずに手首と肘を沢山曲げて回転を沢山つける投げ方であるが、このスタイルではバックスイングのトップで手首は内側に大きく曲がっても構わない。そこから徐々に手首を開いていってリリース後に真っ直ぐ=180度開く、のが正解である。ただし、スイングの過程で、開いていた手首の角度が瞬時に閉じてまた開く、のはよろしくない。動きが複雑でリリース直前の手首の角度の変化が大き過ぎて左右のブレが多くなってしまう。
パットのスタイルのもう一つの定石は肘の角度をスロー中にほとんど変えずに、下から上へ投げ上げるスタイルである。このスタイルにおいて精度が良くない人の多くは手首を使い過ぎている。このスタイルではスロー中に手首の角度はほとんど変えてはならない。特にリリースの直前に、開いていた手首が一旦閉じて瞬時に開くのはよろしくない。これでは精度が悪くなるのは当たり前である。
そこで問題なのは手首を使わずにどうやってディスクに回転を与えるか、ということである。答えは「指」を使って回転をつける、ということである。世界チャンピオン デビッドフェルドバーグは「握っていた手の平を、真っ直ぐ前に開いて押し出すだけ」という表現をしているが、これは指で回転をつけており、手首の角度はほとんど変えていない、ということである。ニッコー・ロキャストロもパットの時に全く手首を使っていない。握っていたディスクをただ離しているだけである。
コツは以下である。
①グリップでは手のひらとディスクの間に隙間を空けてはならない。これはフェルドバーグも強調している。
②ディスクの裏面を中指(薬指)を伸ばして支える。伸ばしている指の数は1~3本までどれでもOKであるが、必ず最も重さを支えている指が1本有るはずである。多くの場合は中指である。
③手首の角度はほぼ真っ直ぐ=180度を維持し、スロー中にほとんど変化はさせない。
④バックスイングのトップからディスクを前に動かす過程で、ディスクの重さを感じ支えている中指を曲げている状態から前に伸ばしながらディスクに回転をつける。つまり中指でディスクを前に押し出しながら回転を与える、ということである。
この指を使って回転をつけるのは慣れるまで結構難しいが、部屋の中でも簡単に練習することができる。ディスクを縦にして天井に向かって投げ上げれば、その場で何回でも練習することができる。是非トライしてみて欲しい。
また、実際に見るのがわかりやすいので、文章では良く分からない、という方は是非、私のところへ遠慮なく直接聞きに来てください!
PS 余談だが私は3つ目のパットスタイルに注目している。上記2つのスタイルを合わせた形である。肘は使いディスクの高さは変えない。そして手首は使わない投げ方である。真っすぐ引いて真っすぐ押し出すのだが手首の角度をあまり変えずに指で回転をつける。
この投げ方をしている日本のトッププレーヤーはまだいないが、アメリカには何人か存在している。グランドマスター世界チャンピオンのデビッド・グリーンウェルは典型的である。彼のパットは不思議な飛び方をする。胸の前から高さを変えずにディスクを真っすぐ前に押し出すのだが、ディスクの前の縁(ノーズ)が上がっていて、同じ高さでフワッと浮くように真っすぐゴールに向かって飛んでいき、鎖に当たって下に落ちる。とてもよく入るし、外れても遠くへ決して行きすぎないのである。私も真似してみたが全然できなかった。是非だれかチャレンジしてみて欲しい。
1つ目はディスクゴルフの全てのスローに共通する基本的なことである。
重要なポイントは投げた後の手首の内側(手の平の側)の角度が開いてはいけない、ということである。回転を与えるためにディスクを巻き込んだ時に、手首の角度が内側に曲がるのは当然である。しかし、リリースした後に手首の角度は真っ直ぐ=180度で止まらなければならない。これはあらゆるレベルのプレーヤーに共通する基本である。また、これはドライバー・アプローチ・パット全て同じであり、全てのフライングディスクの種目で共通する基本である。
これが出来ていない人へのアドバイスのポイントは、早くリリースをするということである。リリースが遅いと手首を使い過ぎて逆に回転力が死んだ上に左右のブレが大きくなる。そして手首を開く勢いが止まらずに、投げた後に手首の角度が外側に大きく開いてしまうのである。
2つ目はパットの時の手首の内側に折れる角度についてである。
以前にも述べたが、基本=定石 としてはパットのスタイルは大きく分けて2種類ある。まず、バックスイングからリリースまでディスクの高さを変えずに手首と肘を沢山曲げて回転を沢山つける投げ方であるが、このスタイルではバックスイングのトップで手首は内側に大きく曲がっても構わない。そこから徐々に手首を開いていってリリース後に真っ直ぐ=180度開く、のが正解である。ただし、スイングの過程で、開いていた手首の角度が瞬時に閉じてまた開く、のはよろしくない。動きが複雑でリリース直前の手首の角度の変化が大き過ぎて左右のブレが多くなってしまう。
パットのスタイルのもう一つの定石は肘の角度をスロー中にほとんど変えずに、下から上へ投げ上げるスタイルである。このスタイルにおいて精度が良くない人の多くは手首を使い過ぎている。このスタイルではスロー中に手首の角度はほとんど変えてはならない。特にリリースの直前に、開いていた手首が一旦閉じて瞬時に開くのはよろしくない。これでは精度が悪くなるのは当たり前である。
そこで問題なのは手首を使わずにどうやってディスクに回転を与えるか、ということである。答えは「指」を使って回転をつける、ということである。世界チャンピオン デビッドフェルドバーグは「握っていた手の平を、真っ直ぐ前に開いて押し出すだけ」という表現をしているが、これは指で回転をつけており、手首の角度はほとんど変えていない、ということである。ニッコー・ロキャストロもパットの時に全く手首を使っていない。握っていたディスクをただ離しているだけである。
コツは以下である。
①グリップでは手のひらとディスクの間に隙間を空けてはならない。これはフェルドバーグも強調している。
②ディスクの裏面を中指(薬指)を伸ばして支える。伸ばしている指の数は1~3本までどれでもOKであるが、必ず最も重さを支えている指が1本有るはずである。多くの場合は中指である。
③手首の角度はほぼ真っ直ぐ=180度を維持し、スロー中にほとんど変化はさせない。
④バックスイングのトップからディスクを前に動かす過程で、ディスクの重さを感じ支えている中指を曲げている状態から前に伸ばしながらディスクに回転をつける。つまり中指でディスクを前に押し出しながら回転を与える、ということである。
この指を使って回転をつけるのは慣れるまで結構難しいが、部屋の中でも簡単に練習することができる。ディスクを縦にして天井に向かって投げ上げれば、その場で何回でも練習することができる。是非トライしてみて欲しい。
また、実際に見るのがわかりやすいので、文章では良く分からない、という方は是非、私のところへ遠慮なく直接聞きに来てください!
PS 余談だが私は3つ目のパットスタイルに注目している。上記2つのスタイルを合わせた形である。肘は使いディスクの高さは変えない。そして手首は使わない投げ方である。真っすぐ引いて真っすぐ押し出すのだが手首の角度をあまり変えずに指で回転をつける。
この投げ方をしている日本のトッププレーヤーはまだいないが、アメリカには何人か存在している。グランドマスター世界チャンピオンのデビッド・グリーンウェルは典型的である。彼のパットは不思議な飛び方をする。胸の前から高さを変えずにディスクを真っすぐ前に押し出すのだが、ディスクの前の縁(ノーズ)が上がっていて、同じ高さでフワッと浮くように真っすぐゴールに向かって飛んでいき、鎖に当たって下に落ちる。とてもよく入るし、外れても遠くへ決して行きすぎないのである。私も真似してみたが全然できなかった。是非だれかチャレンジしてみて欲しい。
日本選手権の会場で、あるシニアプレーヤーから以下のような質問を受けました。「ディスクが真っ直ぐ飛ばない。どうしたら良いか教えて欲しい。以前、スローイングの過程(途中)でディスクを真っ直ぐ動かすことを意識しなさい、手首でディスクに回転をつけなさい、とのアドバイスを受けたがやってみると実際には真っ直ぐ飛ばない、距離感も合わない、特に向かい風ではドライバーもアプローチもダメ。どうしたら良いでしょうか?」とのことでした。
この問題は実は以前から非常に気になっていました。かなり多くの人がディスクを真っ直ぐ動かすこと、手首で回転をつけることを意識し過ぎて、結果的にはブレが大きく真っ直ぐ飛んでいないことになってしまっていることに気付いていたからです。
結論を先に言います。ディスクを真っ直ぐ動かすことを意識する必要は無いし、回転は手首でつけるものではない、ということです。
なぜなら、ディスクがどんなに真っ直ぐ動いても、回転が少なければ、すぐにディスクは失速して(右投げバックハンドの場合は右に)曲がって行ってしまいますし、手首で回転をつける意識を持つと、リリースの直前に手首を利かし過ぎて手首の付け根を中心にディスクが動き、結局方向がブレてしまう、からです。
さらには、かなり多くのトッププレーヤー(日本もアメリカも)がスローイングフォームの過程で、特にバックスイングの過程でディスクが真っ直ぐ動いていないにも関わらず、結果的にはディスクは真っ直ぐ飛んで行っており、また、ディスクへの回転は手首でつけていない、という重大な事実=証明があるからです。
以下、詳細について説明します。
回転は手首を開くことで付けるのではなく、肘(ひじ)と手首を閉じる(巻き込む)ことでつけるのが正解です。手首と肘を曲げてディスクを右胸の前に巻き込んでパワーをため込み、それを一気に開放して回転をつける、というイメージです。この時、肘と手首を「意識して開く・押す」のでは無く、強く巻き込んだ肘と手首を「一気に開放する」というイメージです。肘と手首が一体になったものを「ゼンマイ」であるとイメージしてください。ゼンマイは沢山巻いてパワーを留めたものを解くだけで一気に強い回転力が生まれます。その強さは解く強さでは無く、巻きこんだ量によって決まります。それと全く同じ考え方なのです。つまり、回転の強さは瞬間的に肘と手首で巻き込む強さと深さで決まるのです。イメージとしては肘を前(ディスクが飛んで行く方向)につき出すと同時に手首に瞬間的に力を入れて「ギュッと」右胸の前で巻き込む感覚です。
また、解く時のコツは、瞬間的に早くリリースする、ということです。リリースが遅く手首を効かせすぎると、ため込んだパワーを殺すばかりか、手首の付け根が回転軸になり、方向性がブレる結果を生む可能性があります。リリースが遅い人は手首が開く癖があります。手首の外側の角度はリリース後も180度以下が正解であり、リリースの瞬間の角度は180度のずいぶん手前の時点となるのが正解です。リリースが遅い人にとっては「すっぽ抜ける感覚」ぐらいの感覚が正しいリリースタイミングとなります。
この時にディスク自体の回転の中心はディスクの中心であり、手首の付け根では決してありません。自動車のハンドルを回して早くリリースするイメージが正解です。
この時にバックスイングでディスクを真っ直ぐ動かすイメージは不要です。どれだけ多くの人がそのイメージが強過ぎて巻き込みが足りなく、また手首を利かせ過ぎ、結果として回転が少なく方向性がブレる悪い結果を生んでしまっていることか。日本でもアメリカでも何人かのトッププレーヤーはバックスイングで真っ直ぐディスクを動かした上で巻き込みも大きく手首を利かし過ぎない上手いスローができていますが、これは特殊な例であり、普通の人には真似をするのが非常に難しいことだと思います。
それとは逆にトッププレーヤーでもバックスイングでディスクが真っ直ぐ動いていない人が多いです。ジャパンオープンのDVDでトッププレーヤーのスローングフォームをスロー再生で見るとよくわかります。バリー・シュルツは体から遠い離れた方向にバックスイングをしています。スティーブ・リコは下からディスクを引き上げて来ています。ケン・クライモはバックスイングのトップでも肘が曲がっています。グランドマスター世界チャンピオンのデビッド・グリーンウェルや白井一夫さんはバックスイングのトップで肘が曲がり大きく体の後ろへディスクを巻き込んでいます。彼らはバックスイングでディスクが真っ直ぐ動いてもいないにも関わらず、結果的には非常に精度よくディスクを真っ直ぐスローすることができています。
そして全ての人に共通していることは、バックスイングのトップでディスクがどこにあっても、そこから肘と手首を曲げて胸の前に瞬間的に深くディスクを巻き込んでパワーをため込んでいるということです。DVDを一時停止すると良くわかります。ディスクを真っ直ぐ動かしているイメージが強い梶山学選手やエブリー・ジェンキンス選手も、巻きこんだ位置のフォームは同じになっています。つまり、バックスイングのトップはディスクはどこにあっても、深く巻き込めばそこから後の動きは皆同じで問題無いということです。つまり、ディスクが真っ直ぐ動くのは、巻きこみのトップからリリースまでの僅かな部分だけでOKである、ということです。
ディスクを真っ直ぐ動かす意識はリリース前やバックスイングについてイメージするのでは無く、あくまでリリース後のディスクの動きについてイメージした方が結果的には良い結果を生みます。
さらにアプローチの場合は初速は遅くて良いので後ろに大きくバックスイングをする必要はありません。胸の前に巻き込んだ位置から、解くだけでOKなのです。この典型的な例がケン・クライモのアプローチ時のスローイングフォームです。
また、ディスクを真っ直ぐ動かすことの意識が強すぎると、距離感のコントロールもおろそかになります。距離感は回転力が十分にないと上手くコントロール出来ません。巻きこみが少なく回転力が不足していると距離感が合わず、また手首を利かせ過ぎると方向性もブレます。これではアプローチが上手くいくはずがありません。これは向かい風のロングショットも同様のことが言えます。
その他にもスローイングメカニズムについていろいろなことを意識し過ぎると逆効果になることが多いです。メカニズムや体の部分の動きについて意識してしている間はあまり良い結果が出ません。スローイングフォームは意識せずに自然に体が動くようにならなけらば意味がなく、体の動きを意識し過ぎると多くの場合、ディスク自体の動きがおろそかになり悪い結果を生んでしまいます。
自分は何を優先するべきか、そのためにはどうしたら最も効果的か、最も自分に適したフォームはどういうものなのか、定石(多くの人にとって平均的に効果のある施策)は何なのか、よく考えてみてください!
この問題は実は以前から非常に気になっていました。かなり多くの人がディスクを真っ直ぐ動かすこと、手首で回転をつけることを意識し過ぎて、結果的にはブレが大きく真っ直ぐ飛んでいないことになってしまっていることに気付いていたからです。
結論を先に言います。ディスクを真っ直ぐ動かすことを意識する必要は無いし、回転は手首でつけるものではない、ということです。
なぜなら、ディスクがどんなに真っ直ぐ動いても、回転が少なければ、すぐにディスクは失速して(右投げバックハンドの場合は右に)曲がって行ってしまいますし、手首で回転をつける意識を持つと、リリースの直前に手首を利かし過ぎて手首の付け根を中心にディスクが動き、結局方向がブレてしまう、からです。
さらには、かなり多くのトッププレーヤー(日本もアメリカも)がスローイングフォームの過程で、特にバックスイングの過程でディスクが真っ直ぐ動いていないにも関わらず、結果的にはディスクは真っ直ぐ飛んで行っており、また、ディスクへの回転は手首でつけていない、という重大な事実=証明があるからです。
以下、詳細について説明します。
回転は手首を開くことで付けるのではなく、肘(ひじ)と手首を閉じる(巻き込む)ことでつけるのが正解です。手首と肘を曲げてディスクを右胸の前に巻き込んでパワーをため込み、それを一気に開放して回転をつける、というイメージです。この時、肘と手首を「意識して開く・押す」のでは無く、強く巻き込んだ肘と手首を「一気に開放する」というイメージです。肘と手首が一体になったものを「ゼンマイ」であるとイメージしてください。ゼンマイは沢山巻いてパワーを留めたものを解くだけで一気に強い回転力が生まれます。その強さは解く強さでは無く、巻きこんだ量によって決まります。それと全く同じ考え方なのです。つまり、回転の強さは瞬間的に肘と手首で巻き込む強さと深さで決まるのです。イメージとしては肘を前(ディスクが飛んで行く方向)につき出すと同時に手首に瞬間的に力を入れて「ギュッと」右胸の前で巻き込む感覚です。
また、解く時のコツは、瞬間的に早くリリースする、ということです。リリースが遅く手首を効かせすぎると、ため込んだパワーを殺すばかりか、手首の付け根が回転軸になり、方向性がブレる結果を生む可能性があります。リリースが遅い人は手首が開く癖があります。手首の外側の角度はリリース後も180度以下が正解であり、リリースの瞬間の角度は180度のずいぶん手前の時点となるのが正解です。リリースが遅い人にとっては「すっぽ抜ける感覚」ぐらいの感覚が正しいリリースタイミングとなります。
この時にディスク自体の回転の中心はディスクの中心であり、手首の付け根では決してありません。自動車のハンドルを回して早くリリースするイメージが正解です。
この時にバックスイングでディスクを真っ直ぐ動かすイメージは不要です。どれだけ多くの人がそのイメージが強過ぎて巻き込みが足りなく、また手首を利かせ過ぎ、結果として回転が少なく方向性がブレる悪い結果を生んでしまっていることか。日本でもアメリカでも何人かのトッププレーヤーはバックスイングで真っ直ぐディスクを動かした上で巻き込みも大きく手首を利かし過ぎない上手いスローができていますが、これは特殊な例であり、普通の人には真似をするのが非常に難しいことだと思います。
それとは逆にトッププレーヤーでもバックスイングでディスクが真っ直ぐ動いていない人が多いです。ジャパンオープンのDVDでトッププレーヤーのスローングフォームをスロー再生で見るとよくわかります。バリー・シュルツは体から遠い離れた方向にバックスイングをしています。スティーブ・リコは下からディスクを引き上げて来ています。ケン・クライモはバックスイングのトップでも肘が曲がっています。グランドマスター世界チャンピオンのデビッド・グリーンウェルや白井一夫さんはバックスイングのトップで肘が曲がり大きく体の後ろへディスクを巻き込んでいます。彼らはバックスイングでディスクが真っ直ぐ動いてもいないにも関わらず、結果的には非常に精度よくディスクを真っ直ぐスローすることができています。
そして全ての人に共通していることは、バックスイングのトップでディスクがどこにあっても、そこから肘と手首を曲げて胸の前に瞬間的に深くディスクを巻き込んでパワーをため込んでいるということです。DVDを一時停止すると良くわかります。ディスクを真っ直ぐ動かしているイメージが強い梶山学選手やエブリー・ジェンキンス選手も、巻きこんだ位置のフォームは同じになっています。つまり、バックスイングのトップはディスクはどこにあっても、深く巻き込めばそこから後の動きは皆同じで問題無いということです。つまり、ディスクが真っ直ぐ動くのは、巻きこみのトップからリリースまでの僅かな部分だけでOKである、ということです。
ディスクを真っ直ぐ動かす意識はリリース前やバックスイングについてイメージするのでは無く、あくまでリリース後のディスクの動きについてイメージした方が結果的には良い結果を生みます。
さらにアプローチの場合は初速は遅くて良いので後ろに大きくバックスイングをする必要はありません。胸の前に巻き込んだ位置から、解くだけでOKなのです。この典型的な例がケン・クライモのアプローチ時のスローイングフォームです。
また、ディスクを真っ直ぐ動かすことの意識が強すぎると、距離感のコントロールもおろそかになります。距離感は回転力が十分にないと上手くコントロール出来ません。巻きこみが少なく回転力が不足していると距離感が合わず、また手首を利かせ過ぎると方向性もブレます。これではアプローチが上手くいくはずがありません。これは向かい風のロングショットも同様のことが言えます。
その他にもスローイングメカニズムについていろいろなことを意識し過ぎると逆効果になることが多いです。メカニズムや体の部分の動きについて意識してしている間はあまり良い結果が出ません。スローイングフォームは意識せずに自然に体が動くようにならなけらば意味がなく、体の動きを意識し過ぎると多くの場合、ディスク自体の動きがおろそかになり悪い結果を生んでしまいます。
自分は何を優先するべきか、そのためにはどうしたら最も効果的か、最も自分に適したフォームはどういうものなのか、定石(多くの人にとって平均的に効果のある施策)は何なのか、よく考えてみてください!
先日台湾において実施されたアジアオープン2009の中で、2日目のお昼休みに正式なプログラムとして世界チャンピオン=デビッド・フェルドバーグの「パッティング講習会」が実施され、彼のパッティング理論が公開されました。その内容を以下にご紹介します。
①グリップ=小指だけをリムに添えて薬指は握りこんでいない。人差し指は第一関節がリムにかかる感じの自然な握り。
②構え=右足のつま先と左足のかかとをプレーライン(ゴールのセンターとマーカーの中心を結ぶ線)上に置く。右足のかかとはプレーラインの右側にあり。左足のつま先はプレーラインの左側にある。
③体重移動=右足のひざは延ばしたまま、左足を曲げて後ろへ一旦戻り、左足で地面を蹴って前へ体重を移動する。後ろへのステップはしないが、左足で蹴った後は左足は宙に浮いてもOK。
④パットの投げ方は2種類=プッシュ(回転を付けずにディスクを押し出す)とスピン(回転重視)の2種類 基本は10m以内はプッシュ、10m以上はスピン。後は風の状態をみて随時切り替える。
⑤ディスクの傾き=左右方向はフラット。前後方向はノーズ(ディスクの前の縁)を少しだけ上げる。ただし、上げ過ぎないこと。
⑥グリップの注意事項=ディスクと手の平の間に空間を空けないこと。ここにスペースを空けるとリリース時にブレが大きくなる。
⑦肘と手首の使い方=肘(ひじ)は伸ばしたまま、曲げ伸ばししない。手首も使わない(角度を変えない)。リリースの瞬間は握っていた手を開いて、指をゴールの方へ伸ばすだけ。手首も指もゴールの方向より開かない(右へ行かない)こと。
⑧スイングのメカニズム=バックスイングのトップでディスクは右膝の前へ。肩と右膝のラインに沿って、下から腕全体を真っ直ぐあげて行って、プッシュ(押す)する。ディスクは下から上への移動だけ。したがって左右にはブレることはない。目標はゴールの籠の上エッジと鎖の上の付け根の間。その間へプッシュする。上下方向の目標だけを意識する。
⑨リズム=リズムは1-2-3(約2秒間隔)と数える。1と2で素振りをする。左手で右肩を抑えながら。3でリリース。
⑩利き眼=眼には手と同じように左右どちらかの効き眼がある。右目が利き眼の人は狙いより右にディスクが飛ぶ。左は逆。フェルドバーグは右目が利き眼なので、近い距離はゴールのポールの左縁を狙って投げる。少し距離が離れたらさらに少し外側の鎖の部分をねらって投げる。そうするとディスクはセンターに飛ぶ。
(利き眼の判定方法=約2m離れた人の顔を両目で見る。自分の両手を前に伸ばして、両親指と両人差し指で小さな三角形を作り、その間から両目で相手の目を見る。すると、相手からはその3角形の中に、自分の左右どちらかの目が見える。その見えた方が利き眼である)
⑪筋肉に感覚を記憶させる練習=約1秒間隔で次から次へパッティングする。距離は約5m。100投行う。20投ならばもうすこしゆっくりでOK。
⑫意識せずにプッシュパットの自然なスピン(回転)を感じる方法=2投続けてパットする。約5m。2秒間隔一投目はスピンパット(回転多めで浮かせる感じのパット)。2頭目はプッシュパット。その時に無意識に2投目で出来ているプッシュパットで自然なプッシュパットの回転と感覚を感じることが出来る。
⑬試合開始前のコースでのパット練習方法=無意識に次から次へ続けて投げない。試合の場面を意識しながら、プレーライン上マーカーの約3m後方に止まってゴールをみる。真っ直ぐ歩いて前へ進みマーカーの位置で構える。前述のリズム1-2-3でパットする。これを持っているディスクの数(2-3枚)だけ繰り返す。
⑭腕を動かすイメージ=ブラシでゴールのポールを撫でる(擦る)。構えたディスクの先にブラシがついていて、それを腕を振ることで、ゴールのポールを下から上へ撫でる(擦る)イメージ。(これについては全く同じ事が、ケン・クライモのホームページのパッティング理論のページにも書いてあります)
以上。
①グリップ=小指だけをリムに添えて薬指は握りこんでいない。人差し指は第一関節がリムにかかる感じの自然な握り。
②構え=右足のつま先と左足のかかとをプレーライン(ゴールのセンターとマーカーの中心を結ぶ線)上に置く。右足のかかとはプレーラインの右側にあり。左足のつま先はプレーラインの左側にある。
③体重移動=右足のひざは延ばしたまま、左足を曲げて後ろへ一旦戻り、左足で地面を蹴って前へ体重を移動する。後ろへのステップはしないが、左足で蹴った後は左足は宙に浮いてもOK。
④パットの投げ方は2種類=プッシュ(回転を付けずにディスクを押し出す)とスピン(回転重視)の2種類 基本は10m以内はプッシュ、10m以上はスピン。後は風の状態をみて随時切り替える。
⑤ディスクの傾き=左右方向はフラット。前後方向はノーズ(ディスクの前の縁)を少しだけ上げる。ただし、上げ過ぎないこと。
⑥グリップの注意事項=ディスクと手の平の間に空間を空けないこと。ここにスペースを空けるとリリース時にブレが大きくなる。
⑦肘と手首の使い方=肘(ひじ)は伸ばしたまま、曲げ伸ばししない。手首も使わない(角度を変えない)。リリースの瞬間は握っていた手を開いて、指をゴールの方へ伸ばすだけ。手首も指もゴールの方向より開かない(右へ行かない)こと。
⑧スイングのメカニズム=バックスイングのトップでディスクは右膝の前へ。肩と右膝のラインに沿って、下から腕全体を真っ直ぐあげて行って、プッシュ(押す)する。ディスクは下から上への移動だけ。したがって左右にはブレることはない。目標はゴールの籠の上エッジと鎖の上の付け根の間。その間へプッシュする。上下方向の目標だけを意識する。
⑨リズム=リズムは1-2-3(約2秒間隔)と数える。1と2で素振りをする。左手で右肩を抑えながら。3でリリース。
⑩利き眼=眼には手と同じように左右どちらかの効き眼がある。右目が利き眼の人は狙いより右にディスクが飛ぶ。左は逆。フェルドバーグは右目が利き眼なので、近い距離はゴールのポールの左縁を狙って投げる。少し距離が離れたらさらに少し外側の鎖の部分をねらって投げる。そうするとディスクはセンターに飛ぶ。
(利き眼の判定方法=約2m離れた人の顔を両目で見る。自分の両手を前に伸ばして、両親指と両人差し指で小さな三角形を作り、その間から両目で相手の目を見る。すると、相手からはその3角形の中に、自分の左右どちらかの目が見える。その見えた方が利き眼である)
⑪筋肉に感覚を記憶させる練習=約1秒間隔で次から次へパッティングする。距離は約5m。100投行う。20投ならばもうすこしゆっくりでOK。
⑫意識せずにプッシュパットの自然なスピン(回転)を感じる方法=2投続けてパットする。約5m。2秒間隔一投目はスピンパット(回転多めで浮かせる感じのパット)。2頭目はプッシュパット。その時に無意識に2投目で出来ているプッシュパットで自然なプッシュパットの回転と感覚を感じることが出来る。
⑬試合開始前のコースでのパット練習方法=無意識に次から次へ続けて投げない。試合の場面を意識しながら、プレーライン上マーカーの約3m後方に止まってゴールをみる。真っ直ぐ歩いて前へ進みマーカーの位置で構える。前述のリズム1-2-3でパットする。これを持っているディスクの数(2-3枚)だけ繰り返す。
⑭腕を動かすイメージ=ブラシでゴールのポールを撫でる(擦る)。構えたディスクの先にブラシがついていて、それを腕を振ることで、ゴールのポールを下から上へ撫でる(擦る)イメージ。(これについては全く同じ事が、ケン・クライモのホームページのパッティング理論のページにも書いてあります)
以上。
ディスクを遠くへ飛ばすにはどうしたら良いか?
以前別項で説明した、足の運び・腹筋・腕の振りの3段ロケットの話は主にパワーの伝達の面から見たメカニズムの話である(詳細はその別項を参照されたし)。
今回は「タメ」について説明したい。
ディスクを遠くへ飛ばすにはタメが必要である。タメとは簡単に言うと「パワーを蓄える」ということである。パワーを出来るだけ沢山蓄えて、それを一気に爆発させることが遠くへ飛ばすコツである。そのために必要なことは以下である。①バックスイングで出来るだけ体から遠いところへディスクを持って行く。②そのバックスイングのトップ(ディスクが最も遠くにある時)で出来るだけ力を抜くこと。③体を回転させてそれに引っ張られるように一気にディスクを胸(みぞおち)の前に巻き込みパワーをためて、それをリリースの瞬間に爆発させる、ということである。
それぞれの利点は以下である。①バックスイングのトップでディスクを体から遠くへ持って行くと、パワーをためる時間が長くなる。②バックスイングのトップで力が入っていると逆にピークのパワーの大きさが小さくなる。力が抜けている方がピークのパワーは大きい。③ディスクには回転が必要であり、かつディスクが進行方向へ真っ直ぐ進むには胸(みぞおち)の前に肘と手首を曲げて巻き込むことが重要。
例えば野球でボールを投げる時のことを考えてみて欲しい。バックスイングのトップで全く力が入っていないのは明らかであろう。また、体が先に回転して肘が前に出てパワーがたまり、その後一気に腕を振り切ってパワーを爆発させている。
ただし、ディスクを投げる時(バックハンド)の体の動きで難しい点がある。まず、バックスイングのために体を一旦逆に後ろ側へ回転させることが必要であり、かつディスクも一旦後ろへ動かす必要がある、そしてそれを止めた後に今度は前方へ動かす必要がある。この逆方向への動きの切り替えが必要なのでメカニズムが複雑になり、かつ、その動き・姿勢を安定して保つためには足腰や上体の強い筋力が必要となる。
ディスタンス競技ののターンスローがなぜ遠くへ飛ばすことが出来るのか??これはこの体・ディスクの逆の動きが全くないからである。ディスクも体も1方向(投げる方向)へ動くだけで、逆方向へ動くことはない。まず、腕(ディスク)が先に回転し後ろで止める、次に体が回転してディスクを追い越しパワーをためる。そして最後に止まっていたディスクが動き出し一気にパワーを爆発させる、ということである。つまり、動きに全く無駄がなく、大きくタメることができパワーを出しやすいのである。
バックスイングのトップをどこへ持って行くのが良いか?これはは非常に重要な要素である。ベストは真っ直ぐ後ろへ引き、そこから真っ直ぐディスクが動くことである。典型的な良い例は梶山学選手である。彼ほど無駄な動きが無い選手は珍しい。ディスクが真っ直ぐ動くのでリリース時のブレが少ないのである。ただし、このバックスイングのトップの位置は実はパワーが入りにくい位置である。まっすぐ後ろへディスクを引くのはその姿勢を保つのに強い筋力が必要であり、またディスクが体からあまり遠い位置にいかないのでパワーが入りにくいのである。
トップ選手でも、ディスクを真っ直ぐ後ろに引いていない選手は多い。これはビデオでバックスイングのトップのディスクの位置を見るとよくわかる。
例えば、スティーブ・リコ選手は珍しく、バックスイングのトップでディスクがかなり低い位置にある。そこからディスクを上に引っ張り上げて巻き込んでいる。ただし、そのスピードたるや恐ろしい程早い。
また、バリー・シュルツ選手も珍しく、バックスイングのトップでディスクを体の正面方向の遠い位置へ持っていって行き、そこから巻き込んでいる。これはかなり難しいフォームだと思うのだが、右足の膝を伸ばして大きくステップさせてかなり無駄の少ないフォームになっている。
グランドマスター世界チャンピオンのデビッド・グリーンウェル選手は逆にバックスイングのトップでもかなり腕を巻き込み体も回転させている。これはディスクが円運動をしているように見えるのだが、それでも結果はというと非常に精度よく遠くまで投げているのである。
これらのトップ選手はディスクを真っ直ぐ後ろへ引かなくても、遠くへ投げられる個性豊かなフォームを採用しているが、豊富な練習量と強い精神力で精度を上げているということを忘れてはならない。
通常はパワーと精度のバランス良く考えて自分に最適なフォームを見つけ磨いていくことが必要である。いくらパワーが大きくても、いつまでも精度が上がらないフォームならばそれは止めた方が良い。
また、トップ選手全てに共通していることがある、これもビデオをスローで見ると良くわかる。バックスイングがどの位置にあっても、必ずそこから肘と手首を巻き込んで胸(みぞおち)の前にディスクを巻き込んでいるということ、そしてその時体の回転軸が安定してブレていない、ということである。
タメについて是非考えてみて欲しい。
以前別項で説明した、足の運び・腹筋・腕の振りの3段ロケットの話は主にパワーの伝達の面から見たメカニズムの話である(詳細はその別項を参照されたし)。
今回は「タメ」について説明したい。
ディスクを遠くへ飛ばすにはタメが必要である。タメとは簡単に言うと「パワーを蓄える」ということである。パワーを出来るだけ沢山蓄えて、それを一気に爆発させることが遠くへ飛ばすコツである。そのために必要なことは以下である。①バックスイングで出来るだけ体から遠いところへディスクを持って行く。②そのバックスイングのトップ(ディスクが最も遠くにある時)で出来るだけ力を抜くこと。③体を回転させてそれに引っ張られるように一気にディスクを胸(みぞおち)の前に巻き込みパワーをためて、それをリリースの瞬間に爆発させる、ということである。
それぞれの利点は以下である。①バックスイングのトップでディスクを体から遠くへ持って行くと、パワーをためる時間が長くなる。②バックスイングのトップで力が入っていると逆にピークのパワーの大きさが小さくなる。力が抜けている方がピークのパワーは大きい。③ディスクには回転が必要であり、かつディスクが進行方向へ真っ直ぐ進むには胸(みぞおち)の前に肘と手首を曲げて巻き込むことが重要。
例えば野球でボールを投げる時のことを考えてみて欲しい。バックスイングのトップで全く力が入っていないのは明らかであろう。また、体が先に回転して肘が前に出てパワーがたまり、その後一気に腕を振り切ってパワーを爆発させている。
ただし、ディスクを投げる時(バックハンド)の体の動きで難しい点がある。まず、バックスイングのために体を一旦逆に後ろ側へ回転させることが必要であり、かつディスクも一旦後ろへ動かす必要がある、そしてそれを止めた後に今度は前方へ動かす必要がある。この逆方向への動きの切り替えが必要なのでメカニズムが複雑になり、かつ、その動き・姿勢を安定して保つためには足腰や上体の強い筋力が必要となる。
ディスタンス競技ののターンスローがなぜ遠くへ飛ばすことが出来るのか??これはこの体・ディスクの逆の動きが全くないからである。ディスクも体も1方向(投げる方向)へ動くだけで、逆方向へ動くことはない。まず、腕(ディスク)が先に回転し後ろで止める、次に体が回転してディスクを追い越しパワーをためる。そして最後に止まっていたディスクが動き出し一気にパワーを爆発させる、ということである。つまり、動きに全く無駄がなく、大きくタメることができパワーを出しやすいのである。
バックスイングのトップをどこへ持って行くのが良いか?これはは非常に重要な要素である。ベストは真っ直ぐ後ろへ引き、そこから真っ直ぐディスクが動くことである。典型的な良い例は梶山学選手である。彼ほど無駄な動きが無い選手は珍しい。ディスクが真っ直ぐ動くのでリリース時のブレが少ないのである。ただし、このバックスイングのトップの位置は実はパワーが入りにくい位置である。まっすぐ後ろへディスクを引くのはその姿勢を保つのに強い筋力が必要であり、またディスクが体からあまり遠い位置にいかないのでパワーが入りにくいのである。
トップ選手でも、ディスクを真っ直ぐ後ろに引いていない選手は多い。これはビデオでバックスイングのトップのディスクの位置を見るとよくわかる。
例えば、スティーブ・リコ選手は珍しく、バックスイングのトップでディスクがかなり低い位置にある。そこからディスクを上に引っ張り上げて巻き込んでいる。ただし、そのスピードたるや恐ろしい程早い。
また、バリー・シュルツ選手も珍しく、バックスイングのトップでディスクを体の正面方向の遠い位置へ持っていって行き、そこから巻き込んでいる。これはかなり難しいフォームだと思うのだが、右足の膝を伸ばして大きくステップさせてかなり無駄の少ないフォームになっている。
グランドマスター世界チャンピオンのデビッド・グリーンウェル選手は逆にバックスイングのトップでもかなり腕を巻き込み体も回転させている。これはディスクが円運動をしているように見えるのだが、それでも結果はというと非常に精度よく遠くまで投げているのである。
これらのトップ選手はディスクを真っ直ぐ後ろへ引かなくても、遠くへ投げられる個性豊かなフォームを採用しているが、豊富な練習量と強い精神力で精度を上げているということを忘れてはならない。
通常はパワーと精度のバランス良く考えて自分に最適なフォームを見つけ磨いていくことが必要である。いくらパワーが大きくても、いつまでも精度が上がらないフォームならばそれは止めた方が良い。
また、トップ選手全てに共通していることがある、これもビデオをスローで見ると良くわかる。バックスイングがどの位置にあっても、必ずそこから肘と手首を巻き込んで胸(みぞおち)の前にディスクを巻き込んでいるということ、そしてその時体の回転軸が安定してブレていない、ということである。
タメについて是非考えてみて欲しい。























